気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
やわらかく
若々しく
先週までながく
クリーム色の花穂を垂らしていた
栗の花が
今週みると
もう
すっかり
花穂を茶色く衰えさせている
ああ
季節が経っていく
時が過ぎていく
とも思うが
夏のさかりに向かう今ごろは
年のふかみへ
夏のふかみへ
ゆっくりと
確実に進んでいく
と思えて
クライマックスへむかう楽しさが
だんだんと
せり上がってくる感じのほうが
つよい
煮込みすぎない
うちの
わかい夏
というのは
あかるくて
いい
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