2012年10月28日日曜日

電飾のようなブルーの魚たちは



つらい石を
油の
外務大臣に引かせて
南海の果て
わたしはゼブラ柄の海蛇を調教し
気になっていたラブレターも
書き終え
サインも済ませた

オレンジの皮を
星のかたちにきれいに切り
外務大臣に付ければ
あたりの海水が
柑橘系の香りに染まるはず

高価でもいいから
本当に気に入るティーカップ
ほしいね
歴史のやつばかり
嗅ぎ煙草で香り
ジョセフィン…とかいう名の
娘をまだ
希少金属たちが
触れ得ていないと愚痴を言う

もう其処に
達しているのだよ!

なかば透明な
電飾のようなブルーの魚たちは
知っていて
ずっとまわりに集まって
どんな波にも流されず
留まってくれている


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