そして
もう少し先まで会おうと
夜の来なくなった
八車線の大通り
やはりショートケーキにしてしまい
ガトーショコラを
惜しむ
ふるふる
震える
花のくちびる
小雨降り出したから
持っていて
ちょっとのあいだ
時制を撓め
ペン先のような付き合い方に
キャップして
かがやかしい
ふたり
―と思うわよ、あの
キャメラマン
来年の夏
再来年の夏
もう
聞こえている波
聞こえようもない
べつの波
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