中年の女性作家のツイートをたまたま読んだら
日本の男は女性を人間として扱っていないという
じぶんの世代の男たちも上の世代の男たちも全滅だという
今どきずいぶん昭和な主張をしているものだと思ったが
その後も目にするようになったその作家のほかのツイートも
おなじように日本の男はダメだダメだという論調で
いったいどんな男とのあいだに子どもをもうけたのか
日本の男は全滅だというのだから外国人男なのだろうか
などと要らぬ想像をし始めそうになってきて気づいたのは
そうかこのようにして読者開拓をしようという戦略だなということ
むかし柳美里とかいうのが私生活まるだし戦略をやっていて
純文学作家の私生活などだれも興味は持たないものだから
思った通りそうそうにポシャって忘却されていったが
この女性純文学作家も同じような過程を辿るのだろうな
叫喚小規模炎上広告作戦展開中なのだろうけれど
太宰や三島のようにまずは死んでから出版社に任せるんですな
とやはりどうしても思ってしまういっぽうで
冷酷な批評家の正宗白鳥が言っていたあの決定的な批評
どんなに頑張ったからってダメなものはダメ
あれを思い出してまことに芸文の世界は過酷なものと再認識する
その正宗白鳥だって彼が大否定した夏目漱石と比べれば
もうこれっぽっちほども残っているとはいえず
おお怖おお怖おお怖おお怖おお怖おお怖
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