駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年3月3日月曜日
幽霊屋敷
幽霊屋敷だときみが呼んでいる
あの小さな家からは
ずいぶん精励なことに
毎日まじめな住人が出てきて
日が暮れるまで働いてから
みじんの疲れも見せずに戻って来る
それがきみには見えないだけで
むこうからすれば
たぶんきみの目の見えなさこそ
幽霊だということになろうさ
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