駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年5月24日土曜日
いつかのように いつものように
対立も騒乱も
戦争さえも
起こるに任せておこうか
爆発のはざまを
血しぶきの隙間を
ひょいひょいと縫いながら
四季の風物を愉しんで
溝水でも啜って生きていくから
暮春春服既になり *
暮春春服既になり
その時々の友を友とし
朝日を拝み
昼をゆらゆら
夕日に黙り
夜を涼しみ
粗衣粗食
古今の詩文を伴として
いつかのように
いつものように
*
『論語』先進篇:「暮春者春服既成、得冠者五六人童子六七人、浴乎沂、風乎舞雩、詠而帰.....」
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