駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2019年1月23日水曜日
アネモネ
疲れる権利という草と
疲れない義務という花が
そう競いあうでもなく
バビロンの河のほとりに
ともに生え続けている
たまには比喩の舟で
写実の旧い入り江まで
向かってもよいか
たぶんそのあたりには
姉がアネモネを持って
待ち続けているから
それにしても
にっぽん語というのは
たいへんな酒粕だ
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
モバイル バージョンを表示
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿