いい煎茶をもらったりすると
うれしいが
いい煎茶をおいしく淹れるのは
むずかしい
コーヒーも
紅茶も
うるさく考えれば
むずかしいものなのだろうが
もっと慣れているからか
だいたい
美味く淹れられる
いい煎茶を
美味く淹れる説明などを
いろいろ読んで
注意して淹れてみても
あまり
美味くならない
あきらめて
熱すぎる温度で
乱暴に
ドバッと淹れてみるほうが
よほど
美味かったりする
どう淹れようか
いろいろ考えめぐらし
面倒だなあ
と思っているうちに
賞味期限が
過ぎてしまったりする
賞味期限が過ぎると
かえって
勇気が出て来るもので
失敗してもいい
どうとでも淹れてやる
などと思えてきて
推奨される淹れ方と外れた
いろんなことを
平気でやれるようになる
さっきも
熱すぎる湯を
ドバッと注いでみたら
透明の耐熱ガラスのカップに
そこだけ
はやい春の来たような
ほれぼれするような
あざやかなきみどり色が広がって
いい香りも立って
奇跡が起こったようだった
わたしひとりの
春告げ茶となった
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