2023年6月1日木曜日

なにからなにまで

 

 

 

私的に送ってくる通信のひとつが

麻雀政治のことに触れていた

 

麻雀といえば

数年前の

黒川検事長の賭けマージャン発覚による

辞職騒ぎがあったが

あの時

常連として

いっしょに麻雀をしていた連中が

産経新聞の記者と

朝日新聞の記者だった

オモテでは対立していがみ合っている新聞の記者どうしが

見えないところでは

まことに仲よく麻雀をし続けていたのだから

オモテでの対立など

プロレスでしかないわけだ

 

それ以上にすごいのは

昭和62年から平成元年まで総理大臣を務めた

竹下登の頃で

議会では敵対していた社会党と

じつは

当たり前のように麻雀政治をしていたこと

 

社会党の幹部と定期的に卓を囲んで

竹下登は

麻雀をしてわざと負けた

という

 

麻雀に勝った社会党幹部のところへ

後になって竹下登の秘書が金を持っていき

領収書替わりに

社会党幹部の政治家の名刺にサインだけしてもらって

持って帰って行く

 

そうすると

その後

なにが起こるか?

 

国会で社会党が反対し

法案が成立しないような時には

竹下登が

社会党幹部に電話を入れる

「この前、名刺交換した竹下ですが…」と

挨拶をするのだが

あら

あら

不思議

法案は数日後に

通過してしまうことになる

のだとか

 

こういう国に住んでいるのです

 

穏やかで

冗談みたいに紳士的な

素敵な国ですね

 

たぶん

冗談なんです

ぜんぶ

 

なにからなにまで






0 件のコメント: