なんやかや
しゃべり続けている人たち
飲み屋で
だけではない
テレビで
SNSで
YouTubeで
新聞や雑誌で
無数に出版されては
ほとんどが
数週間後に裁断されていく
多量の本という
幼稚園の砂場のようなところで
なにかについて
しゃべる時
そのなにか以外について
人は盲目になる
なにかについて
言葉や論理を構成していく時
人は現在時を見失い
言葉や論理という夢想と幻のなかに
みずからの存在そのものを
とりかえしのつかないかたちで
失う
なんやかや
しゃべり続けている人たち
すなわち
死んでしまっている人たち
生きていたいのならば
言葉と論理の構成を
完全に
放棄しなければならない
表面だけ
しゃべり続ける演技を
自動的にしながら
演技するそうした外貌から
はっきりと
意識的に
自分を切断していなければならない
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