駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2015年5月28日木曜日
わたくしの謎だけを任として
もしあのようであったなら
と思わずに
それならばそうならばどこまでも
このようであり続けていこうと思う時
ようやく開かれてくるわたくしというものの秘密があり
謎であるわたくしが謎であるわたくしの謎の前に
ヒッタリと
立つ
ほかのことなどすべて放擲して
わたくしはわたくしの謎だけを任として負う
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