気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
ものを言ったり
書いたりすることの危険さは
すぐに
「しかし問題がある」
と書きそえてみたくなったり
さみしいことや
暗いことや
わびしいことなどに
入り込んでみたくなること
この世には
立ち寄らないで
ただ通り過ぎればいい
あばら家があったり
さびしい空地があったり
見捨てられた墓地があったりする
ただ通り過ぎていくちからを
しっかりと持つには
けっこう
たくさんのまちがいを
経る必要もある
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