感傷的な 詩を 書きたい
夢と 希望と 愛と 死の
夢と 希望と 愛と 死の
感傷的な 詩を 書きたい
感傷詩人と 呼ばれたい
あいつの 書くのは 三文詩
あまったるい お涙ちょうだいの
レベルの 低い 三文詩
そう 呼ばれたい ぼくの詩は
涙に近い 暮らしの ひとの
涙に もっとも 近い詩を
ぼくは 書きたい むずかしい
学者もどきの 象徴詩
そうは させたくない ぼくの
詩は どこまでも あまあまで
そうして お涙ちょうだいで
うとまれ きらわれ さげすまれ
こころを ひらく だれひとり
持たぬ つまらぬ ひとびとの
つまらぬ 感傷詩で ありたい
つまらぬ 感傷詩で ありたい
*1993年作を改作
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