駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年8月29日水曜日
八月句 (五)
八月十七日
蕎麦の花田舎の小寺囲みたり
とろろ汁よき山葵添へてゆつくりと
赤蜻蛉身捨つるべきかこの祖国
朝顔の見飽かぬ色と花ぶりと
八月十八日
鰻屋に出掛ける宵や花火舟
流燈を受け取る海の昏きかな
ハイビスカス珈琲紅茶ミント水
夏萩や心の旅を忘るまじ
わくら葉を摘む間も光鮮らけし
かなかなに急かされてゐる夏ごころ
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