駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年8月18日金曜日
夏だもの
朝の鮮やかな国のミサイルは
たとえば
原子力発電所など
ちゃんと避けて落ちてきてくれるらしいし
それどころか
人で密集している列島など飛び越して
ヴァカンス気分で
南の小島まで
ひとっ飛びに行ってくれるのらしい
夏だもの
ミサイルだって
すぐ近くまでじゃなくて
ちょっと伸び伸び飛んでみたいだろう
飛び込むなら
真っ青な海へのほうが
いいに
きまっているし
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