気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
敵はわたしのなかの無数の自動運動である
それらが好き勝手に稼働し続けるにまかせ
それらがわたしであるかのようにそれらに信じさせ
外にもそう見られるのをまことに長いこと甘受し
緻密にひとつひとつの自動運動のからくりを暴いた
無限に続くかのようになんと長い忍従の戦いであったことか!
ほとんどの敵をその内部からわたしは知悉し
いまやひといきに剥脱させることもできる!
もちろん自動運動たちの盲目状態を維持し続け
それらの底や彼方にある初原の意志へと
攻め上ることももう不可能ではない!
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