深夜に
よく
ゴミを捨てに行く
高層住宅に住んでいるので
ゴミ置き場は地価にあり
20階以上を
エレベーターで降下していく
地下の階に着き
エレベーターから降りると
すぐに
エレベーターホールに灯が点くのだが
ドアが開く瞬間は
真っ暗になっている
ゴミ置き場まで歩いて
そこのドアを開けて中に入ると
ゴミ置き場の中も灯が点くが
こちらのほうの点灯にはやや時間がかかり
真っ暗な中に
足を踏み入れることになる
考えようによっては
ちょっと恐い
深夜に
たったひとりで地下に降りていき
真っ暗なゴミ置き場の中に
入っていくのだから
ほんのちょっとの時間とはいえ
しばらくは
真っ暗な中で待つのだから
実際
住み始めた最初の頃は
エレベーターもちょっと恐かったし
エレベーターホールもちょっと恐かったし
夜の通路もけっこう恐かったし
夜のゴミ置き場の真っ暗闇も恐かった
こんなこと
すべてに
慣れてしまうということも
ひょっとしたら
恐いことかもしれない
じつは
いまでも
夜の通路では
ちょっと蔭になっているところに
なにかの気配を
感じたりすることがある
ひとり降下していく
深夜のエレベーターの中で
腰から背のあたりを
なにかに触られるような気のすることが
けっこう
ある
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