駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年5月5日日曜日
到着
いつのまにか辿りついていたが
だれもまだ気づいていない
ひとりだけで長い旅をしてきて
夜明け前のドライヴ・インの食堂で
疲れた目で植え込みのツツジを見ている
開かなかればならない心
でもしばらくはなお閉じたまゝで
ひとりじめしていたい心
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