2013年5月5日日曜日

よき歌





こころのなかには
空虚なへや
いつもあって
そこへ戻る
やすらぎ

おおきな窓があって
いつも海はあおく
いつも空はおおきく
ゆっくりひらめいては
しずまるカーテン

見るべきものは空と
海とあけがたとゆうぐれ
ひたすら見ることとなって
重い思いも浮かばずに
遠い帆のゆるりゆるり

到着もなく帰還もなくて
島々の草のあざやかさ
吹くかぜを肌にむかえて
よみがえる
いのちのはじめ








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