朝には雪降りも終わっていて
すこし強い雨となっていた
用もないのに
窓を開けては軒下に出て
積もった雪の上に降る雨を
見てみる
聞いてみる
シベリウスの
交響曲第7番のような
密に潤った
この雪後の外気
記憶のなかに
音楽を聴きながら
ひさしぶりに
演奏を掛けようと思う
バルビローリのでいいだろうか
ハレ管弦楽団との演奏
それとも…
と思いながら
包まれ続けている
密に潤った
この雪後の外気
すこし寒いのに
一枚一枚剥がれていく
こころの
薄い防皮
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