駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年1月4日水曜日
かくれんぼ
ことばをわずか使い
それを壁とも屋根ともすることで
わたしは無言の中へ
意味のはずれへ
この世でだれに求められているというのでもなしに
かくれんぼ
する
まるでなにか言っているかのように
意味あることを
主張しているかのように
見せながら
微妙なバランスで
地上の生の保ちを支えたまゝ
ぎりぎり
意味のはずれへ
隠れ過ぎはせずに
かくれんぼ
する
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