わざわざ文字を記すときは
喜怒哀楽をたっぷり
塗り込めなければいけないよう思わされて
育てられてきたような気がする
そうでなくても
なんとか読み手の心臓の鼓動を高鳴らせ
血圧を上げなければいけないように
思わされてきた気がする
ところが
いま
こうやって行を連ねて来ながら
興味がないんだな
どちらにも
喜怒哀楽を塗り込めるのにも
読み手の血圧を上げるのにも
そういうのナシで
文字を記してはいけないのかしら
チベットの高山の上で
坊さんたちが
お経のおさらいを長々と続けるように
喜怒哀楽もなければ
血圧も上げずに
へたへた
ふぃたふぃた
うぃたうぃた
文字を連ねていくようなのが
いいんだけれどな
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