たった一度
であれ
訪れたことのある
場所
というもの
とりわけ
家
建物
室内のあらゆるところ
それらに
異様なほどに惹かれる
暇が
ありさえすれば
訪れたことのある
それら
無数の場所へと
思いは
飛んでいる
人生
と呼ばれがちな
時間の
ゼリーの
ずいぶん
やわらかな
かたまりを
そのほとんどを
じつは
ね
そんなことに
費やして
いる
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