駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2019年5月27日月曜日
一日のいちばんすてきななにか
どうして
あんなに高い
いい声で
鳴くのだろう
日の出が近づくころを
小鳥たちは
日の出より
よほど
すてきで
すっかり
明るくなって
かれらが鳴きやめたり
いつもの
ふつうの鳴きかたに
換えてしまったりすると
ちょっと
がっかりする
朝日よりも
朝の明るさよりも
すてきななにか
一日の
いちばんすてきな
なにかが
終わってしまったようで
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