駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2019年5月27日月曜日
花ばかり
花ばかり飾る人を
わびしいと思う
花がないことが
花のなさが
どんなに美しいか
知らせたい
と
思ったりもする
あることにも
ないことにも
まとわり憑かれない
ように
……という
思いにも
絡めとられない
ように
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