これまでの「じぶん」が終わっていくところだな
と
つよく感じる
中から押し上げてくるものに押されて
裂けて
こなごなに飛び散っていく
であろう
気が
している
そんな気がしながら
「人界」というものの残虐で醜悪な全容を見続けようと努めている
この「人界」が「じぶん」なのだ
どんな花々も
春のあたたかさや
うららかさも
裂けて
こなごなに飛び散っていく
予感を
抑えることはできない
だろう
と
わかっている
あわれなことよ
かわいそうなことよ
悲惨なことよ
と
あらかじめ
詠嘆句を発音してしまっておきたい
たぶん
耐えられないひとがほとんどだろう
それでも
耐えられない
耐えられない
と言いながら耐えていく
えんえんと
見渡すかぎり
ものが壊れ尽くしたところに
咲き出る花を
きれいだと思いながら
耐えていく
耐えられない
耐えられない
と
言いながら
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