白楽天さんへ
夏の休み
陽も高く上がって暑苦しいけれど
なんだか起きたくない
遺愛寺の鐘の音も
枕にからだをのっけて暑がりながら
ぼんやりした頭で聴き
香爐峯の雪が見える季節ではないから
簾も上げずに
たゞ冬の峰の白さを想いながら
うつらうつら
盧山ばかりか何処もが
利を去り
名を去るにふさわしい地
じぶんとよくよくつき合うには
司馬のような閑職こそが好適
心のんびり
体ものんびり
これぞ
あるべき落ち着きどころ
長安だけが
故郷じゃないさ
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