2018年8月1日水曜日

旨さというのは必ずちょっと少なめであるということ



妻が職場で使うので
ときどき
小さなドリップコーヒーのパックを買っておいてやるが
けっこう安めの
UCCの《職人の珈琲》を買うこともある

そんなに旨くはないが
こういうものの味は
お湯の量や差し具合によっていくらでも左右されるので
ある程度は
けっこう旨いかな…
といった感じに
近づけることもできる

もっとも
妻は湯量を多めに淹れてしまいがちらしく
おいしくない
おいしくない
とばかり言っている
だが
そんな淹れ方でマイナス評価されては
メーカーもいい迷惑だろう

ぼくはめったに使わないが
淹れる時には
グッと湯量を少なめに作るので
そこそこの味に仕上がる
きょうの昼も
ちょっと気まぐれに
ひさしぶりに淹れてみたが
まあまあかな

けれども
安くて
これよりはるかに旨いのは
AGFの《ちょっと贅沢な珈琲店》のほう
インスタントコーヒーで
もちろん
こちらが期待しない分
逆に驚きがあるということかもしれないが
これを
100㏄ほどの湯量で
多くても120㏄以内の湯量で淹れる
そうすると
たいていの簡易ドリップコーヒーを凌駕する味に
確実に仕上がる
インスタントコーヒーから
どうしても除去できない味のあの濁りが
まぁ
“比較的”ということではあるけれど
けっこう薄まって
そこそこに仕上がる

コーヒーでは
豆を選んだり挽いたり
いろいろなことを試してきた結果として
結局は
飲む時の量なんだな
味にいちばん影響するものは…
そんな結論に
個人的には達した

大きめのコーヒーカップや
マグカップに淹れるだなんて
とんでもない
絶対に
100cc程度の小量だけを作ること

コーヒーは
渇きを癒すためのものでなどないし
100ccほどのコーヒーが通過した舌は
もう
べつの次の味を
欲するようになっているものだ

旨さというのは
必ず
ちょっと少なめである
ということ

どんな時であっても



0 件のコメント: