気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
おばあちゃんは
輪ゴムを
いつも手首に巻いていた
ぼくはひやひやして
手首の血が
とまっちゃうよ
と言った
だいじょうぶよ
と言うおばあちゃんと
夏にはよく
バスに乗って
駅のスーパーに
買い物に行き
大根いっぽんぐらいは
ぼくも持って
買い物を手伝った
上杉リン子さん!
あなたが死んだとき
手首に輪ゴムはなかったのに
とまっちゃったね
血が
とぼくは思った
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