ちょっとそこまで
と
出歩くとき
立ち止まったり
エレベーターに乗ったり
エスカレーターに乗せられていったり
するようなとき
もうスマホ文字を読むのも
飽きちゃってるので
むかし返りして
ほんの30秒でも
本を出して
読むようになった
そりゃあ
モンテーニュだとか
ヘーゲルだとかを開きたいけど
連中の大著
ポケットに入らないもんだから
しかたなく
小振りの本を
ポケットに入れて持って出ることに
相成りまして
御座りまする
で御座いまする
で
最近
カール・マンハイムの
『保守主義的思考』なんかを
革ジャンのポケットに突っ込んでるけど
いいぞお
たいしたこと言ってないくせに言い方が難しくて
以前読んだはずなのに記憶からパーフェクトにすっ飛んじゃってて
いいぞお
でも
言い方が冴えていて
「
なんて出されると
おお
やるじゃん
マンハイム!
って
うれしくなっちゃう
*カール・マンハイム『保守主義的思考』(森博訳、
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