むかし記して
まだ残してある手帖の
とあるページには
こんな引用メモが並んでいる
むかし記して
まだ
残している
並び続けている
メモ
過去の文字は
波のよう
打ち寄せ
打ち寄せ
なにかに
まだ
まだ
わたしをしていこうと
する
なにかに
ビル・エモット(『エコノミスト』編集長)
本来のリベラリズムは、権威を公然と疑う自由によってこそ
人びとは幸せになりうる、という信念である。
(『官僚の大罪』)
兼好法師
色好みならざる男は、いとさうざうしく、
(『徒然草』第三段)
ジョン・ヒューストン『黄金』(1948)
どん底に落ちるのも、まあ、そう悪くはねえやな。
岸田秀
集団においていちばん問題になるのは、
(「日本人と『日本病』について」)
陸游
此の身まさに是れ詩人なるべきや 未だしや
(「剣門道中 微雨に遇う」)
パスカル
こころは理性が理解できないもろもろの理由をもつ。
陸游
吾が道 非なるか 曠野に来たる
・・・・・・・・・
紅樹 青山 まさに詩有るべし
(「望江の道中」)
アーノルド・ベネット
何はともあれ本を買え
(『文学趣味』)
ヘラクレイトス
眠りのうちにある人も活動しており、
谷川雁
ひたすら精神の作戦を研究しながら、
(昭和20年、野砲兵として出征時に、日高六郎への手紙で)
千利休
侘びたるは良し、侘ばしたるは悪し
カール・ヒルティ
老年は、皮相的な人生観のすべてに対する恐るべき判決である。
(『幸福論』)
マラルメ
「無力」という名の近代のミューズ・・・
(『文学的交響曲』)
エレミヤ書2-2
主はこう言われる。わたしは、あなたの若いときの真心、
易経 第二十九の卦「習扻」
困難に出会った際、ひとが誠実であれば、
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