気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
六月を
ことしは十分に
生きたか
そうふり返りながら
飲んでいく
もう
六月のものでなくなった
水
六月を奇麗な風の吹くことよ
(正岡子規)
こんな思いを
持たずに
暮らしてしまった
六月
ではなかったか
ことし
六月の風になじんでゆく真珠
(後藤保子)
風と真珠の
こんな
なじみぐあいも
感じそこねなかったか
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