駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年3月17日日曜日
乱反射のなかで
あたたかくも語れる
つめたくも語れる
気色ばんだようにも
冷静めかしても
こんないい加減な道具
ことば
やめちゃうか
いい加減に使うか
それがいちばん
でも
もっといいのは
フィクションのなかでだけ
使うこと
憎悪が愛を語り
愛が拒絶をあらわす
無数の鏡の向きあいの
乱反射のなかで
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
モバイル バージョンを表示
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿