わたしたちは
ぼくらは
……などと書いている人がいるのをSNSで見ると
いつの時代を生きているのだろう、この人
と思ってしまう
二人称複数で語る文体がお気に入りなだけなのかもしれないが
少なくとも
ぼくは
その人の語る「わたしたちは」「ぼくらは」に加わっていないし
加わる気などないから
ぼくがその人の「わたしたちは」「ぼくらは」を読むとき
その人の「わたしたちは」「ぼくらは」は瓦解する
お可哀想に
と思う
アーメン、ラーメン、チャーシューメン
と称える
だからといって
その人の論旨展開をまるごと否定するわけではないし
その人の文や口ぶりの妙を楽しまないわけでもない
谷崎潤一郎の『文章読本』をじっくり読まなかった人なんだな
とは
やはり
思うけれど
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