年がら年じゅう
本を見たり
映画を見たり
お芝居にも行ったり
道すじを決めないで町歩きをしたり
でも
正直なところ
どれも
どうでもいいと感じている
ひとりで
部屋のなかに座ってボーッとしていても
駅でえんえんと電車を待っていても
待ちあわせして
すっぽかされたように
やっぱり
えんえんと待たされていても
まちぼうけ
の歌なんかを
ひさしぶりに思い出しちゃって
ぜんぜん飽きない
♪まちぼうけ まちぼうけ
ある日 せっせと野良かせぎ
そこへ ウサギが飛んできて
ころり 転げた木の根っこ*
ってな
調子
なにか
やらなきゃ
やらなきゃ
って本心から思うことが
とうの昔になくなっちゃって
そんなことをバラすと
世間では居心地がよくなくなりそうだから
やらなきゃ
やらなきゃ
って見せていたりはするけれど
こんなにドーデモヨクナッチャッて
いいのかな
とヤバく思えてくるほど
ドーデモヨクナッチャッテる
♪まちぼうけ まちぼうけ
もとは すずしい黍畑
いまは 荒野のほうき草
寒い北風 木の根っこ*
*北原白秋作詞「まちぼうけ」
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