2023年2月17日金曜日

夢内三次元世界の情報について

 

 

眠りから覚める時

それまで見ていた夢の連鎖が

いつもながらに厖大な情報量から成っているのを

よく認識する

 

自分の意識が身体や五感を伴って参加している夢内三次元世界での

映像や体感や心の揺れや

その世界の構造や環境についての知識や認識など

多様な形態の情報が密に絡まって構築されている夢のすべてが

自分の意識や無意識の海の中に記録され続けていくのなら

覚醒時の現実界での経験情報の数倍の情報量が

意識や無意識には蓄積され続けていくことになる

現実界の時間スケールを使って粗く見積もるだけでも

毎日の睡眠時間のうちの夢見時間分が

記憶され続けていくことになる

夢を見ていない睡眠時にしてさえ

無意識やさらに別の意識状態が心身の基層を維持しているのだから

そこに無夢体験時の情報は記録され続けていっているだろう

 

それら

厖大で無限更新され続けていく情報は

最終的にはどこに行くのか

 

誰がそれを観察し

整理し

保管し

利用したりするのか

 

それとも

観察も

整理も

保管も

利用もされないのか

 

だとすれば

人間体験や人間存在というものは

純粋きわまりない戯れ言のようなものに過ぎなくなる

 

やがて無くなるもの

という程度のものではなく

はじめから無く

すでに今現在無いもの

と捉えねば

ならなくなる

 




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