住んでいる建物の前をベランダから見下ろすと
メタセコイアの並木道が150メートルほど延びている
メトロの駅に向かう時はその中を歩いて行くが
脇の歩道を行くのも
樹々の枝が片側から庇となって伸びているので
別の趣がある
住んでいる建物の右脇の道はスズカケの並木道となっていて
他のメトロの駅やJRの駅に向かう時に通る
通る時には用事があったり急ぎだったりする時がほとんどなので
この並木道の風景についてなにか思う暇がないのだが
帰宅時にまだ明るさが街に残っている時など
ふとこれがスズカケの並木道であることに気づき直し
こんな道が住んでいる建物のすぐ脇にあることを幸せに思う
そういえばメタセコイアの並木道の入口の左手には
ビル一棟分だけの長さだがマロニエの木々が並んでいる
それに沿って川沿いに出ればそこには桜並木があるが
これはかなり長くて700から800メートルはあるだろう
測ったことはないがもう少し長いかもしれない
桜並木もメタセコイアの並木もいいが
住んでいる建物の右脇の道がスズカケの並木道であることに
ふと気づき直す時の奇妙な驚きや幸福感はなんだろう?
まるで
特別な物語の中に生きていたかのように
ふと思い直す
あの気持ちはなんだろう?
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