駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2019年9月4日水曜日
愛
愛という娘がいるので
この子のことを妻と話すとき
ちょっとまじめな話をする段になると
ぼくらの愛は
ぼくの愛は
なんて呼び方になったりもする
抽象的なほうの
愛
をそう呼んだことなどないが
具体も具体
形而下もいいところの
愛
のほうは
なにかとこう呼ばれがち
まったく
だから
ことばっていうのは
あやしいこと
この上ない
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