今年2023年の
8月15日に
82歳で亡くなった指揮者
飯守泰次郎は
優れた教師でもあり
素人にも音楽が実感できるような
わかりやすい解説ができる人でもあった
本人の資質から来るものだろうが
母方の祖母である大正三美人のひとり
林きむ子が
作家
舞踏家
社会運動家
実業家であったので
そこから
よい影響も受けていたかもしれない
先輩の小澤征爾
同級の秋山和慶とともに
桐朋学園大学指揮科に学び
斎藤秀雄の指導を受けた
斎藤秀雄はわかりやすい教育をしたと言われるが
極端なほど厳しかったので
飯守はそれよりも
はるかにソフトでモダンな教育者だった
といえよう
・2004年の「サイトウキネン」演奏に際してのインタビュー
https://youtu.be/1SZfHqCPMOk?
・「ローエングリン」音楽講座
https://youtu.be/66Ixsm_Vh-Q?
・「神々の黄昏」音楽講座
https://youtu.be/n3oJwhYCdA0?
ワーグナーの本拠地バイロイト音楽祭の音楽助手を長く務め
マンハイム
レーゲンスブルクなど
ドイツ各地の歌劇場で活動したため
ワーグナーについての理解は
非常に深い
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団で
「オーケストラル・オペラ」というコンセプトで
『ニーベルングの指環』全四部作
『ローエングリン』
『パルジファル』
『トリスタンとイゾルデ』などを演奏し
日本のワーグナー演奏史に
大きな軌跡を残した
2012年から新国立劇場芸術参与
2014年から同芸術監督(いずれもオペラ部門)を
務めた
飯守泰次郎を追悼して
10月末までの期間限定で
YouTubeで
2020年の演奏が公開されている
ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた
東京シティーフィルハーモニック管弦楽団との演奏
・「タンホイザー序曲」
https://youtu.be/bWuRLPJZJi8?
・ブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)
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