上の世代の人だが
ひじょうにアタマがいいようで
ひじょうに愚かな人物が
60代後半で
団地の分譲の一戸を買った
首都圏とはいえ
地方なので
数百万で買えたらしい
他人がどこに
どのように住もうが
もちろん
どうでもよい
しかし
住むことになったのは
4階ということで
しかも
分譲で数百万で買える場所なので
エレベーターなど
もちろん設置されていない
昔ふうの団地であり
築40年から50年経っている
自分の足腰が
まだまだしっかりしていて
4階からの日々の上り下りなど
なんでもない
という考えがあるのだろうが
現時点ですでに70歳を越えた彼の
5年後や10年後には
そんな足腰自慢もどうなっているか
わからない
聞かされて
愚かだなあと思ったのは
彼の妻の心臓が悪くて
もう長いこと
ペースメーカーを入れていることだった
引っ越した頃は
ペースメーカーの調子が悪くて
替えないといけない
などと話していた
買い物に行ったりして
帰ってくると
すぐに階段が上れなくて
下でちょっと休んでいたりする
などとも言っていた
老いの募っていく中で
足腰自慢なのはけっこうなことだろうし
いつまでもそうありたいが
怪我だの故障だのは
予期しないところへふいに来る
そういう時
自宅に入る際に
車椅子で行くのを妨げる階段があるとか
エレベーターがないとか
坂が多いとか
そういうのは直接的な障害物となる
階段のたった一段分を
足が上げられなくなる実例を
わたしはいくつか見てきた
まずは
1階の住まいか
エレベーターのある安い住まいを見つけて
早急に引っ越すこと
すでに奥さんの心臓にはムリをさせているのだし
急がないと
いろいろと手遅れになります
そのように
メールを書き送ったら
返事は来なくなった
たぶん
二度とメールが来ることは
ないだろう
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