のんびりした心持ちで
ゆっくり
ゆっくり
漱石や鴎外や
龍之介などを読み直したいと思う
お茶など
ほしいだけ好きなように
何度も淹れて
ミカンなどもいくつか
手元に置いて
だんだんと
すてきに冷えてきて
空気が落ち着いてくる11月や12月など
そんな読書に
とてもいい時期だろう
ニュースも追わず
ほんとか嘘かわからないような
論評や解説なども見ずに
グッと古い小説の世界などに
ちょっと古びた言葉なんかを通じて
浸りきって
戻ってきたくない
中古や中世の
もっと古い言葉が伝えてくる物語の
あれやこれやの世界にも
浸りきって
すっかり行ってしまって
戻ってきたくない
じぶんが誰の人生だったか
なにが大事で
どこはどうでもよかったか
これからまだ
どこをどう修正していったらいいか
そんなことも忘れて
ただ物語を読むだけの意識になりきって
ぜんぶ忘れてしまいたい
戻ってきたくない
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