ZARDの坂井泉水について
こころ惹かれる
エピソードは
東京・信濃町の慶応義塾大学病院の非常階段付近で
転落死を遂げる直前
病院内でのお気に入りスポットであった
スロープの手すりに上がり
雨上がりの神宮の森のみどりを眺めようとして
誤って転落した
というもの
たとえ
つくり話だった
としても
神宮の森のみどりは
転落する前に
見えただろうか
後頭部を強打し
2007年5月26日
午前5時42分頃
大量の血を流して倒れている状態で
坂井泉水は発見され
そのまま意識は戻らず
脳挫傷により
翌日の午後
死去した
5月の終わり近くならば
4時をまわれば
もう
夜は明ける
朝のひかりの中に
森のみどりも
よく見えるにちがいない
神宮の森というのは
慶応義塾大学病院から近い
神宮外苑の森のことだったろうが
病院の西側にある
新宿御苑の森は
見えなかったのだろうか
神宮外苑のすぐ東の
赤坂御用地の森は
見えなかったのだろうか
坂井泉水は
車椅子での移動のためにスロープ状になっている
高さ約3メートルの地点から転落した
と見られていて
警視庁四谷署は当初
事故と自殺の両面で捜査した
結局
事故とされたようだが
この点については
今でも
疑問を持つ人が少なくない
スロープは
実際には2m70cmほどであり
そこの手すりから
駐輪・駐車場へ
頭を下にして落ちたとしても
怪我はするにせよ
死に至るほどの怪我にはならないのではないか
というのだ
とはいえ
2m70cmの高さの手すりから落ちただけでも
落ちぐあいや
打ちどころによっては
脳挫傷を起こすことはあり得る
と思われるので
事故説を
否定できるものではないだろう
所属事務所は
転落の原因について
「日課の散歩から病室に戻る途中
前日の雨により踊り場で足を滑らせた」
としたものの
このスロープの現場写真から考えれば
踊り場で足を滑らせても
ふつうなら
手すりの内側にからだは倒れ
外には落ちないのではないかと思われる
とはいえ
倒れる際のからだの重心の微妙な移動ぐあいで
手すりの外に
みごとに落ちてしまった
ということも
完全に否定できるわけではない
坂井泉水が慶応義塾大学病院にいたのは
肺へのがんの転移に対し
抗がん剤治療をしていたためだった
前年の2006年には
子宮頸がんが見つかって
病巣摘出手術が行われていたし
遡れば
2000年以降に
子宮内膜症や卵巣のう腫や子宮筋腫などで
通院が続いていた
抗がん剤の現実や
摘出手術がからだに与えるダメージを
間近に見たことがある者なら
2006年から2007年の坂井泉水の身体的困難や
未来の困難さを
容易に想像できるだろう
自殺説が
ゆえなきものとも言えない
理由が
ここにある
1993年リリースの『負けないで』や
1997年リリースの『永遠』は
2000年以降
とりわけ
2006年以降は
なにより
坂井泉水本人にむけての歌ともなっていた
と見ていいだろう
雨上がりの神宮の森のみどりを眺めようとして
スロープの手すりに上がった時
自身が作詞した
この歌詞が
意識を
よぎらなかったか?
守るべきものはなんなのか
この頃
それがわからなくなる
きみとぼくとのあいだに
永遠は
見えるのかな
それとも
もっと
あかるく
こちらのほう
だったか?
あの日のように
輝いている
あなたでいてね
負けないで
もう少し
最後まで走り抜けて
どんなに
離れてても
こころは
そばにいるわ
追いかけて
はるかな夢を
負けないで
https://www.youtube.com/watch?
永遠
https://www.youtube.com/watch?
https://www.youtube.com/watch?
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