駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年9月10日月曜日
秋
つかれたからだを横たえながら
眠らぬ青い宝石のはなしを思い出した
さらわれてすてきに
レンズコーティングされた双眼鏡など携えて
戻ってきた隣りの子は
無言に
ひと秋を過してしまったとか
ああ ふかいつかれ
浮かんでくる色あざやかな風景
いつのまにか
空気もさびしくなった
ひたひたと
肌はどこまで透いていくだろう
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