単語をならべるときに
主語を
とりわけ
「わたし」「私」「ぼく」…
などを
最初に置くと
ならべていく単語の列が進む方向は
視野の狭い仮想空間のひとつ
だけに限定されていく
単語列が生んでいく「目」としてのエネルギーを
実際に発生している状況から
引き離してしまう作用を
単語列先頭主語立ては引き起こす
単語列先頭主語立てを行なうことの多いヨーロッパ語系を
捨てよ
というのはそのため
主語は存在しないし
存在してはならないし
単語列に主語があるかのような幻想を許容してはならない
これをよくよく確信したうえで
卑語
として
ヨーロッパ語系に接するのはいいが
もし
まともな単語列の一種類と思ってしまえば
誤る
大いなる誤りに陥る
人類の数百年がそうであったように
ヨーロッパ語系
不吉
ヨーロッパ語系
不吉
日本語が不吉を免れえている
という
わけではない
現代の巷で流通している日本語はぺらぺらの仮面
不吉
主語を立てるな
「降っている」
と
言い
「雨が降っている」
とは
言うな
「寒い」
と
言い
「気温が寒い」
「温度が寒い」
「空気が寒い」
とは
言わないように
主語
不吉
主語を受け入れる者たち
みな
不吉
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