「ふん、
という
村上春樹のことば
以前サッと読んだ時は
もっと面白い言い方だったように思えたのだが
見直してみると
それほどではなかったな
一度某出版社の招待で銀座一丁目の高級料理店「吉兆」
村上春樹・安西水丸 『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』
客のほうで長ズボンはかなくちゃ
ご立派に
かっこうがつかないような料理なのかよ
とでも
言っていたように読んだのだが
そうではなかった
吉兆の側が
「そうでございます。
お客様のほうで長ズボンをはいていただいて
儀式ばった空間づくりにご参加いただけませんと
どうにもこうにも
お食べいただけないような料理に過ぎないのでございまして…」
と答えてきたら
なんだか
よろこんで
長ズボンをはき直してきたくなるではないか?
うれしく
おそれいってしまうではないか?
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