たくさん花を咲かせ
ずいぶん楽しませてくれた木瓜だが
花期の終わる頃から
たくさんアブラムシがついて
ほかの草木と離さざるをえなくなった
玄関脇の窪みに置いたが
ともすれば
水やりを忘れやすい
あゝ、また土のおもてが乾いてしまって…
と見るのが
春先からの習慣となったが
忘れてしまうわけにいかない
うつくしく
楽しかった古いつき合いを
枯れないぎりぎりの頃に思い出しては
それぞれに向いた水を
目立たぬしぐさでやり続けるような
そんな気くばりのちからを
こちらこそ
育まれ直しているような
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