まだお茶は残っている…
魔群の通過からも
いつか
遠ざかって…
湖のことは
よく
記した
ずっと見えていたのだから
眼窩のちょうど前の
すこし
上のあたりに
音とリズムこそ大事で
意味も主張も
ニの次
三の次ということが
わからな過ぎる人たちの
詩ふうのものからも
疾うに
遠ざかって…
腕が動いてくれている
指も
湖は
いくらでも
呼べる
呼び戻せる
しかし
他のものでもいいと思うのだ、もう
河?
海?
鞭打たれない連想というものはわびしいから
すぐに
水に関わるものから
こうして紡ぎだそうとするが…
ここに脳の限界がある
ふつうの働きをさせておくと怠ける…
水でなくても
もう
いいんじゃない?
渇きで
喉を癒す
その程度には
成っていてくれよな、た、ま、し、い、…
なたましい
同朋よ
所詮はおれの声によってのみ
かたちを取り始める
しもべ
アラジンの魔法のランプのように
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