つよい音でもないのに
心を荒立てるようなものでもないのに
とほうもなく大きなうなりが
天のある高さのあたり
巨大なチューブのようなところで
鳴り続けている
注意をせよとも聞こえるし
注意をしてもどうにもならないとも
聞こえる
したことばかりか
しなかったこと
気づかなかったことに対しても
いのちにかかわる報いが
すこし
あるいはずいぶん
時間を置いた頃に来るのは
むかしからの
心しずかな人たちの真理
とほうもなく大きなうなりが
天のある高さのあたり
巨大なチューブのようなところで
鳴り続けている
もちろん見えはしないが
気づきかたを習得してこなかったのなら
聞こえもしない
聞こえる人たちだけは
それを軸にして日々を生きていくほか
なくなってしまうほどだが
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