駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年3月7日火曜日
肌を引きしめる寒さを楽しんでいる
風呂を出る頃
洗濯機もまわり終えたので
ピンチで吊るして
外の竿にかける
冴返るというのか
寒気がちょっと戻り
黒い夜空に
くっきりと星々が見えている
すこし風がある
寒いといえば寒いが
風呂上がりの汗ばむ体には
ちょうどいい快さ
洗濯物をかけ終えても
すぐには室内に戻りたくない
夜空を見上げながら
肌を引きしめる寒さを楽しんでいる
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