駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年3月5日日曜日
練った小麦粉のかたまりを扱うように
時間は大きな掌を持っているし
こんがらがった胃腸の管も持っている
それらに絡めとられると
てきとうな非常口に逢着するまでは
なすすべもなく弄ばれる
こちらの小さな掌であっても
たくみに時間をその上に乗せて
練った小麦粉のかたまりを扱うように
玉にしたり円盤にしたり麺にしたり
する契機を見つけるのは不可能ではない
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